確実に花芯に集客しています。左上、右上、下の３つの花が前後感のある三角形を形成しており、その中心に主役を配置することにより各花の前後関係が分かり易くなっている。上の花が奥へ、下の花が前に突き出ている。
中心の黄色い蕾が注目される理由は、蕾の上の赤紫色の茎の影響です。黄色と紫色の補色対比効果による注視点になっています。そこまで計算しながら描かなくてもよいです。楽しんで描いて下さい。
シベ先の花粉が注目点となっています。全体が淡い彩色であるため、注目させたいポイントにEdge効果を施すだけで視線を獲得できています。花粉の陰色にローアンバーを重ね塗りした効果です。
赤系と緑系の補色対比部分が注視点となり、白い花がかすんでしまうのは仕方ないでしょう。花はそれとなく見てもらえばよしとしましょう。
主役が明確でわかりやすい演出です。過去の作品を思い浮かべると、たぶん作者の描く動機は少し紫がかった葉にあると勝手に推測します。花の赤紫が蕾や葉にかすかに散りばめられており、心理的に安心感を得ます。
左上の花がファースト焦点となり、視線が他の花を巡りながら葉先に移ります。主役を焦点にする為に葯の黄色と花弁の紫色との補色対比、シベに生えている白い毛がEdge感を出しています。
集合花の基部に視線が往く理由は、基部に残っている苞の色が茶色系だからです。本作品では狙い通りで良いですが、よく木の幹に茶色系絵具をそのまま使うのを見かけますが、その部分が必要以上に目を引くので要注意。
ゼラニウムを描く課題は、花房の球体感出し、葉の模様の彩色です。花房の明暗コントラストを高めて更に立体化可能。葉の模様表現法は緑に透明度の高い赤系を重色したり、模様を鉛筆等で塗っておき緑を重ねるなどあります。
黄色の花弁を一層ドラマチックにするためには、花弁の凸筋にハイライトを作ることと併せて何段階かの陰色を施すことでコントラストを稼ぐ。陰色は黄橙系、緑系、紫系など醸し出したいイメージに合う色相を選びます。
黄緑のペタルと紫のリップの補色対比が魅力のランです。花も根も描くとどちらかが画面に納まらないので花だけを取り出した。更に正面、側面、切断面の花を並べ、構図上都合の良い位置に配置して植物画にしました。
下の実を重そうにし、上の花を軽やかにした安定感のある配色です。実と花にしっかり視線が届いています。実の房と房との重なりの前後感、立体感を出す陰影彩色がポイントです。孫が実をつまんで口に入れる姿が浮かんでくるような羨ましい絵です。
この絵の魅力は30度傾斜させた動きのある構図にあります。葉を折り曲げて回転させる仕掛けもあります。茶色を使うとそこに目が往きます。上の花下の苞と右下の葉先に適度の茶色を使って視線誘導しています。
ユリを描く場合、つい花に目が往きますが、実は引き立て役の蕾をリアルに描くと主役が輝きます。蕾のボディの凹凸感や筋の流れを彩色することで主役の花が引き立つのです。絵画は途中のミスが付き物、修正も画法の内、修正しながら思いを実現しましょう。
グリーンから黄、朱色へと遷移する成熟過程を描かれました。緑と赤の補色対比効果により焦点を作っています。前方に突き出す葉に挑戦されました。
花芯の黄色と花弁の紫の補色対比が視線を集めています。花をランダム配置し、３本の茎先をサインに収束すべく向けることで視線を回転誘導しています。
左上の細く薄色の蔓にも視線を誘導するために蔓の分岐点と先端を濃い色で絞めています。茎を取り囲む托葉に鈍いハイライトを付けて立体感を増したい。
花のように見える4枚の白いガクの先端を濃い色で絞めることにより視線が広く巡るようになっています。葉の先端のわずかな曲がり方向が視線を誘導し、大きな回転を感じさせています。
花房全体に過度な陰影を付与して過度に丸みを強調しない控えめなところが現在のご心境を表しているのでしょう。花房の周囲で小さな回転を感じさせ、更に、花房の中に主役部分を作っていただきましたのはうれしいです。
三角構図の頂点に視線が往き、安心感と安定感を感じます。オダマキの特徴である花弁の後ろの複雑形状の距が立体的に描かれており、実直さを感じました。幼少からの馴染み、故郷の埴生の宿の草花かしら？
シベ束の先がFocal pointとなって作者の思惑通りの彩色に成功しています。各花弁の先端の色がグレーで絞めてあるので視線が小さなカーブを辿り花弁の先まで往き届いています。
グリーンの葉を間に介した黄と紫の補色対比、赤と緑の補色対比が美しく感じさせています。中心部に細かいハイライトを施すなどしてEdge効果を出し中心部も注視させる工夫をしましょう。
複数の地味な緑系の植物を図鑑のように並べる場合ですが、葉柄や根本などに見られるかすかな赤い色味を見逃さず大切に配色に活かす。色を散りばめた効果を感じます。
意図通り主役が焦点となっている。クッキリクリアーで色バリエーションが豊富、形と色のバランスも良い。各葉先にわたる全体に視線が動いています。
三角形の頂点に位置する３つの赤茶色の実に目が往く。人の視覚は意外と茶色に強く反応する。深緑の葉には白っぽいスジが入っている。それを丹念に描いたことにより全体の葉に目が届いている。
長い円筒を立体的かつ深さを表現する彩色が課題です。主役候補が3人いるので彩色の差を付けることで一人に絞ることも課題。その結果画面中心付近の花が焦点となりました。黄色と紫の補色対比のわずかな強度差が効くものです。
ハイライトのある赤茶色系花弁が注目される傾向が強いことがわかります。更に、前方の葉のハイライトを数箇所設ければ下部の方への視線の流れが増えるでしょう。
花弁において、紫と黄色の隣接する補色対比を数箇所設けて主役の花を長時間注視させている。左から1/3の位置に茎を配置して画面全体に粗密感を作り、右の余白方向への花自体の視線を感じさせる工夫があります。
花芯に重なる花びらをを丹念に彩色することによりEdge効果が出て注目点になりました。蔓バラに限らず構図を構想する時は自生している自然の姿も参考にしましょう。
花弁下の２本の赤緑色V字型茎と花弁端との高コントラストが強いEdgeを形成し、通りがかる人の視線をキャッチするでしょう。茎の暗さと花弁の明るさのトーン対比もうまい。右下の花弁先端からサインへの視線流があり、大きな回転を感じる。
当初の構図、配色の意図どおり、下の花が主役の機能を果たして注視されています。下のガクの彩度を高めた効果と，花芯のシベの細かいエッジを感じる質感が効いています。
下に転がる豆に視線が往くのがおもしろい。豆の配置のランダム感が快く感じるのと、豆に付与した影の効果に引き付けられるからでしょう。陰影をつけることで立体感を感じるると視線が滞留するわけです。
誰もが一度は描きたいと思うが躊躇する花です。予め定めた位置の花が焦点になっています。すべての花に視線が流れているのは紫の花にハイライトを施したことによります。明白な光沢がなくてもハイライトを付けた効果です。
構図構想通り主役の花が注視されています。色バランス良く、スッキリ落ち着いた出来ばえです。細かい葉の節々のEdge効果が効いています。
一つの果実の中にも注目点を1箇所決め、その部分に各種Edge処理を施すことにより狙い通り主役に視線を集めています。更に左上のハイライトを強調すると更に立体感が出ます。サインを左下に置き、影を右下に配置した三角構図により安定感を出しています。
地味ながら、主役部分への細かい質感とコントラスト強調により主役の花（ガク）のが最初の注目点となっています。葉の重なりを作ることにより絵に立体感を出しています。
たくさんの花の中で予め決めた主役の花への注目に成功しています。下部の茎や枝分かれ部に赤みを持たせ、茎にも目が届き、画面全体への大きな視線流ができています。
根の描写・彩色が的確、ラン特有の微妙な色味が魅力。現物観察の賜物です。左の花下の茎の赤茶色部分に視線が向かいます。茶色系は予想以上に視線を引き付ける強い色なので安易に使わない。
丸い大きな花弁と葉、蔓を使って何重かの回転を作る。わずかな赤紫色を使い葉色と補色対比させた。花弁の黄緑色の黄と緑トーン調整により微妙な注視点を設けた。
田原文化会館のてんらんかいを見ました！なんて素敵！！
幸せな時間を、ありがとうございます。
ご無沙汰しております。ボーっとしていてお返事が遅くなりもうしわけありません。拙画たちを観ていただ感謝します。一生懸命描きますのでまた観てくださいますよう。個展には不定期に行きます。
miyuさん
こんにちは✨
先日は、ご案内状をありがとうございます✨❣️
たくさんの絵画、116作品もあり見応えあります！洋花、和花、山野草ありフルーツまで✨
その探究心と観察力のその描写力には改めて感激していますし、尊敬の念を抱いています✨
まだまだゆっくりみていたいですが、とりあえずお伝えしたくてメールさせていただきました✨
会期が、長いようですが、この会場にはmiyuさんはいつ行かれるのでしょうか？
これからも楽しみに見せていただきます✨ありがとうございます✨
miyuさん
こんにちは✨
先日はお忙しい中、ご案内状を送ってくださりありがとうございます✨❣️
たくさんの絵画、116作品もあり見応えあります！洋花、和花、山野草ありフルーツまで✨
その探究心と観察力のその描写力には改めて感激していますし、尊敬の念を抱いています✨
まだまだゆっくりみていたいですが、とりあえずお伝えしたくてメールさせていただきました✨
会期が、長いようですが、この会場にはmiyuさんはいつ行かれるのでしょうか？
これからも楽しみに見せていただきます✨ありがとうございます✨
今日は電話ありがとうございました。パソコン苦手でなかなか開かずにいました。早速照子さんの作品を拝見しました。奥深い良い趣味ですね。お互いコロナに負けず、元気に過ごしましょう。
先日はお手紙ありがとうございました。教室がなくのんびりした毎日を暮らしています。先生の力作をみせていただいてやっぱり詩人でありアーティストだなあと感心しました。名古屋はコロナ感染厳しいですので気を付けてお暮しください。
またお会いして教えて頂く時を楽しみにしています。
増田様
ありがとうございます。早くおさまることを願っております。
小池
今日家内と一緒にあなたの個展を見せてもらいました。細かいところまできちんと描かれていたのに家内ともども感心しました。とても時間をかけて実物を再現しようとする努力がうかがわれます。
知り合いの蘭だけに限った作品も見ますがやはり年季の入り方が違っていると思いました。
たまには材料探しに来てみてください。
来てくださってありがとうございました。
今頑張れているのも、あの時のパフィオのおかげだと思います。
Den. Jenkinsii が咲くのを楽しみにしています。奥様にもよろしくお伝えください。